厚生労働省は8月27日、「令和6年版厚生労働白書」を公表しました。これは、厚生労働行政の現状や今後の見通しを広く国民に伝えることを目的に作られた資料です。
その年ごとのテーマを設定した第1部と、厚生労働行政の最近の施策の動きをまとめた第2部から構成されています。
今年の第1部テーマは「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」でした。
令和4年度の精神疾患の労災認定件数は710件で、過去最多となりました。また、身体の健康も含めた「総合的な健康状態にとって最もリスクとなること」について「精神病を引き起こすようなストレス」を選んだ人の割合は15.6%(令和5年度)で、過去20年で3倍に増加しています。人々のメンタルヘルスに対する意識は変わりつつあると言えるでしょう。
職場のメンタルヘルス対策事例についても紹介されています。例えば、長時間労働の防止のため、毎日一定の時間にパソコンの電源を落とす、メンタルヘルスに関する資格受験を勧奨し、合格した従業員に報奨金を支給するなどです。
ストレスチェックは労働安全衛生法で従業員50人以上の事業所で義務とされていますが、小規模事業所でも「できるだけ実施することが望ましい」とされています。
厚生労働省のポータルサイト「こころの耳」では、ストレスチェック導入支援をはじめ、メンタルヘルスに関する総合的な情報提供が行われています。
<参考リンク>
・「白書・年次報告書」https://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/
・「こころの耳」https://kokoro.mhlw.go.jp/

